女将の赤い手帖

3月の気持ちは、晴れ時々怒り。。。

3月になりました。

え?ほんと?っていうくらい夜は寒いけど、でも今日はようやく夜も暖かいかも(嘘?)

さー、これからっていうところに、寒くなるようなニュース。

また戦争が始まったって聞きました。

女将はあまり詳しくないけど、戦争は、やらなくてもいいってことだけはわかってる。

このインターネットが普及した世の中で、まさか戦争がこんなにたくさん起こると思わなかった。

インターネット使えば、まあまあダメージを相手に与えられるだろうに。いくらでも方法あるはずなのに。

こんな時のためのハッカー集団なんじゃないのか?

それで、戦争やりたい人たちだけで困ったらいいのに。

 

都築さんの先日のメルマガで「イランの普通の人たち」の記事がアップされていた。

下川晋平さんという写真家の方のインタビューの『ネオン管の抒情』の再録。

2020年に開催された写真展『Neon Calligraphy』にて感銘を受けた都築さんがその場で声をかけ、取材させてもらったもの。

Calligraphyとは「書」のこと。

『イスラームにおいて書は「霊魂の幾何学」であり見えない神的生成の流れを「筆」を通じて「見えるもの」へと結晶化させたものであると言われる。さらに、ある中世ペルシアのスーフィーによると”至高の筆”は光そのものであるという。

つまり眼によって知覚しうるもの全てが(神による)カリグラフィーということだ。ここにおいて世界は神的な筆による

”photo"「光」

”graph"「描かれたもの」

の不断の運動というヴィジョンが到来する。

ただきれいなネオン、というだけではなくて、その流れる美しい文字列から放射される思想の深み(2020年Roadside weekly記事より)』

これは6年前の再録だけど、いきなり、イスラーム、イランの普通の人たちの目線と、普通の生活の中のネオン管がいっぱい散りばめられていた。

知ってるよという人もいるかもだけど、イスラームに生きる人たちの文字に対しての考え方や、ネオン管に対しての熱い思いなど、私は初めて聞いた。

きっと彼らも「書」に対しての日本人の想いなんか知らないだろうな。

他国の普通の人たちの目線に、私たちは立つべきなんじゃないか。

普通の人たちの目線を感じたら、戦争なんかしようとは思わないんじゃないだろうか。

一般人を巻き込むな。

都築さんのメルマガの文章の途中でこんなことを言っている。

 

『アメリカとイスラエルのイラン攻撃はまだ始まったばかり。これから少なくとも数週間、もしかしたら数ヶ月は続くのかもしれない。そして新聞やテレビやネットには毎日、政治家たちの酷いやりとりと、残酷なイメージがあふれるのだろう。

でも交戦の日々の裏側で、こんなにも豊かで詩情あふれる「普通の暮らし」がある(あった)こと。それを誰もニュースにしないなら、ロードサイダーズでやるしかないし、僕らだけでも彼らの存在を忘れないでおきたい。』

 

爆撃が始まってすぐに、イスラエルからお客さんが来ていたけど、他の国の若者と何も変わらないサブカル好き。

「実家は、とりあえず大丈夫。今帰ったって何もできないから、とりあえず帰国の日まで日本にいる」

世界中からお客さんが来るけども、みんな本当に素敵な人ばかり。横に並んで、みんなで仲良く本を読んだり、お酒を飲んだり、写真を撮ったりしている。

そしてみんな笑顔で帰っていく。

ここには、喧嘩も戦争も無い。

相手や、日本の古いカルチャーに想いを馳せようと、耳をそばだてて理解しようとしているクレバーな、身体と心が若い人たちばかりだ。

女将が平和ボケしているのかもしれないけど、彼らが私の世界への窓だ。世界中に、素敵な人が散らばっていることだけは確か。

あと20年は難しいかもしれないけど、その後の世界はきっと幸せに溢れているだろうな。

とにかく、女将は戦争は反対。

 

写真は、大道芸術館収蔵作品。

フェン・メンボー

「Game Over: The Long March」1993